昔、体のない友達がいたんです。【あとがき】☪︎·̩͙‪⋆͛

昔、体のない友達がいたんです。【あとがき】☪︎·̩͙‪⋆͛
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「自己愛」
自分を愛することや、自分を大切に思うこと。
「無償の愛」
見返りをいっさい求めず、相手を思うこと。
そんなものをテーマに、実話を含めてお話を描きました。

物語の中で、"それ"と私は何度も問答を繰り返します。
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"それ"は、私の中で作り出した、1人のお話し相手です。きっと医師にこの話をしていれば、なにか病名が付いていたかもしれないですね。

けれど"それ"は私に危害を加えるわけでもなく、人前で入れ替わるわけでもなく、ただ、気兼ねなく話せる友人だったので、ちょっとおかしなファンタジーかなにかだと思ってくれたらいいなと思います。
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ただ問答を繰り返すだけ。スキンシップや、褒め言葉は出てきません。自傷や自暴自棄を繰り返す私を否定する訳でもなく。ただ話を聞き続ける。

否定をしない=許す。だと私は考えていて、
許す→愛だとも思います。

何を言っても否定をされない事で私は"それ"から愛情を感じていたのだと思います。私の行動の善悪は"それ"と一緒にいることに影響しません。

必ずどんな時でも迎えに来て、必ず笑顔にして帰っていく。

"それ"は、私が強く求めている叶わない理想。いわゆる王子様か何かだったのかもしれないです。

【後編に続く】☪︎·̩͙‪⋆͛

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